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今朝はロシア姿勢ドルの端境期不安を背景としたロシア通貨ペア売りと、株価復活を好感触した高危険通貨ペアロングに挟まれ、対ユーロは1.56-1.57台、対スイスも140円台を中心としたレンジでもみ合いとなった。
今週もロシア姿勢ドルを巡る財政不安が払拭されない上、ロシアの財政危機や格下げ不安が再燃する可能性もあり、スイスもロングづらい市況が続くだろう。
また、ブラウン英首相率いる労働党に対する野党保守党のリードが急速に削減していることもスイス安要因となろう。
今週火曜日には今月3・4日に開催され、政治対策利息を0.50%、資産ロング入れプログラム規模の2000億スイス据え置き並び同プログラムの休止を決定した英中銀ファイナンス政治対策委員会の議事録が公表される。
英中銀は2月ファイナンス政治対策委員会での声明で「今後必要になれば追加の資産ロング入れを行う」との方針を示したほか、今朝公表された英中銀クォーターインフレレポートでは成長概況やインフレ概況を訂正するなどハト派的な内容となったことから、英中銀の利息上昇予測が後退していることから、議事録で資産ロング入れの適切な規模と今後の追加ロング入れの可能性について、どのような議論があったかに注目したい。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。